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【2020年版】Facebook・Instagram広告アップデート情報”広告審査ポリシー情報その①

【2020年版】Facebook・Instagram広告アップデート情報”広告審査ポリシー情報その①

2020年版のFacebook、Instagram広告のアップデート情報をまとめました。

1. 事業者向け規約、プラットフォーム利⽤規約

開発者ポリシーの更新
Facebookは、さまざまな規約の統合を通して簡素化するため、事業者向け規約のアップデートのほか、プラットフォーム利⽤規約および開発者ポリシーの導⼊を発表しました。
規約のアップデートの適⽤は全世界のビジネスを対象とし、すべて2020年8⽉31⽇より適⽤されました。

>>引用:Facebookビジネス利用規約のアップデート

 

【変更の目的】
アップデートは、Facebookのツールやプラットフォームを使⽤するにあたっての責任を、ビジネスと開発者が明確に理解するためのものです。

安全で信頼性の⾼いプラットフォームとして、利⽤者、開発者、ビジネスの⻑期的な価値を提供し続けることを⽬的としたFacebookの取り組みの⼀環として、2020年に実施したアップデートのなかでも今回は特に重要です。

– 事業者向け規約
– プラットフォーム利⽤規約および開発者ポリシー
アップデートされた規約の内容を施⾏⽇までにご確認のうえ、必要に応じて事業内容を調整いただくことをお勧めします。

下記は資料から引用のよくある質問です

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【Q&A】
Q1: 新しい規約を発表するのはなぜか。

⇒A: 事業者向け規約のアップデートと、プラットフォームの利⽤規約および開発者ポリシーの導⼊は、Facebookのプラットフォームやツールを使⽤するにあたってビジネスや開発者が共有する責任について明確に理解するためのものです。
Facebookはプラットフォームの安全性の維持と、利⽤者、開発者、ビジネスの利用者との信頼関係構築および⻑期的な価値提供を⽬標として2020年にさまざまな対策を発表しています。今回のアップデートは、この⼀連の対策の⼀環です

Q2: これらの規約は全世界を対象として適⽤されるのか。

⇒A: はい。事業者向け規約、プラットフォームの利⽤規約、開発者ポリシーのアップデートは、2020年8⽉31⽇より全世界のビジネスに適⽤されています。

Q3: 規約を承諾するため、また新しい要件に準拠するため、ビジネスや開発者に求められることはあるか。

⇒A: 開発者とビジネスは、プラットフォームの利⽤を継続することによって、規約を承諾したことになります。
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①Facebookプラットフォームを利⽤する開発者とビジネスは、2020年8⽉31⽇に規約が施⾏される前に、規約およびポリシーのアップデート内容を理解し、事業内容がその基準に従っていることを確認する必要があります。

②GDPRの対象となるすべてのビジネス、また管理者に関する補⾜の範囲でビジネスツールを使⽤するすべてのビジネスは、その事業内容が対象となるプライバシーポリシーを確認することが推奨されています。

③GDPRの対象となるビジネスは、今回のデータ処理規約のアップデートによって、GDPRの対象となるビジネスに対してFacebook Irelandが負うデータ処理事業者としての責任は変更されない点に注意が必要です。
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1) 事業者向け規約
以下のFacebookビジネスツールの使⽤⽅法を定めるFacebookビジネスツール利⽤規約がアップデートされました。

・Facebookピクセル、サーバーサイドAPI、アプリイベント⽤Facebook SDK、オフラインコンバージョン、アプリイベントAPI、オフラインイベントAPI
・Facebookソーシャルプラグイン(例: いいね!ボタンやシェアボタン)
・Facebookログインによって送信されるインプレッションデータ
・Messengerカスタマーマッチングなどの特定のAPIから送信APIを介して取得するデータ
・パイロット、テスト、随時実施するアルファ・ベータプログラムで取得するデータ

また、

・カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス利⽤規約
・セルフサービス広告利⽤規約
・商⽤利⽤規約
・データ処理規約

今後世界共通で適⽤されるようになり、管理者に関する補⾜およびデータセキュリティ規約も新しく導⼊されました。
20年6⽉22⽇に、限定データ利⽤機能の導⼊によって州別規約がアップデートされました。

以下に【新規】、【アップデート】ごとの各更新事項を記載いたします。

【新規】
・欧州の共同データ管理者に関する補⾜

ビジネスツールの使⽤にあたって、欧州の⼀般データ保護規則(GDPR)の対象となるデータ処理を⾏う関係者が共有する義務を明確にしています。
共同管理の対象は、個⼈情報の取得とFacebook Irelandへの送信に限定されます。それ以降のFacebookによる個⼈情報の処理は、共同管理の対象にはなりません。GDPRの対象となるすべてのビジネス、また管理者に関する補⾜の範囲でビジネスツールを使⽤するすべてのビジネスは、その事業内容が対象となるプライバシーポリシーを確認することが推奨されています。

・データセキュリティ規約
この新しい規約の内容は、従来Facebookで実施されていた慣⾏および規定を反映しています。
同じ内容をビジネスツール利⽤規約にも導⼊することにより、広告主やパートナーが抱えるセキュリティの質問(データセンターの物理的なコントロールとセキュリティコントロール、インシデントの管理、⼈事プロセスなど)について、積極的な情報提供をしています。

【アップデート】
・ビジネスツール利⽤規約

すべてのビジネスツールにおけるデータの使⽤⽅法について定めるものです。
ツールと変換データの定義の明確化、ならびに欧州の共同データ管理者に関する補⾜の追加、データセキュリティ規約の追加が行われました。

・カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス利⽤規約
カスタマーリストから作成したカスタムオーディエンスの使⽤⽅法を定めるものです。
禁⽌されている使⽤⽅法を明確にし、要件を共有し、Facebookによるこの種類のデータの使⽤と他の規約との関係性を説明しています。また、データセキュリティ規約の内容の追加が行われました。

・セルフサービス広告利⽤規約
広告配信を⾏うFacebook製品の使⽤⽅法を定め、ビジネスが配信する広告についてFacebookが消費者に提供する情報の透明性とコントロールについて説明しています。

・商⽤利⽤規約
事業⽬的のページやグループの管理など、事業および商⽤⽬的のFacebook製品の使⽤⽅法について定めるものです。
対象となる製品は、透明性とコントロール(例: Facebook外のアクティビティ、この広告が表⽰されている理由、広告表⽰の設定)が求められることが明確化されています。

・世界共通のデータ処理規約
マッチング、測定、分析のためにビジネスツールを介してFacebookに共有されたデータと、マッチングのためにカスタマーリストに基づくオーディエンスを介してFacebookに共有されたデータの使⽤⽅法を定めています。
新しいデータ処理規約は、GDPRの対象となるビジネスだけでなく、世界中のビジネスに適⽤されます。したがって、国内法に基づいて同様の取り決めが義務づけられたビジネスのコンプライアンス対応を推進します。

・州別規約
Facebook製品を介してカリフォルニア州の住⺠の個⼈情報を共有する広告主を対象とします。このアップデートの内容は20年7⽉1⽇から有効です。

 

2) プラットフォーム利⽤規約と開発者ポリシー
これらは下記項目を2種類のドキュメントに統合したものです。

・Messengerプラットフォームなどを対象とする既存のFacebookプラットフォームポリシー
・Instagramプラットフォームポリシー
・補⾜規約
・技術提供者修正条項

このアップデートは、Facebookプラットフォームを使⽤する開発者の権利と責任を定義するドキュメントの明確化および⼀本化を⽬指し行われたものです。
Facebookプラットフォームで製品やソリューションを開発中の⽅は、これらの規約とポリシーが施⾏される前にアップデートの内容を確認のうえ、必要に応じて事業内容の調整が必要です。

 

2. 広告ポリシーのアップデート

(テキスト量が多い広告関するペナルティの廃⽌)
オークションおよび配信において、画像内のテキスト量が多い広告に対するペナルティの廃⽌が行われました。俗に言うFacebookの20%ルールというやつです。

Facebookがプラットフォームの広告品質を向上させる⽅法の改善および洗練への取り組みの⼀つとして行っている、既存の広告の品質チェックによる効果および影響の⾒直しによって実施されました。

20年9⽉7⽇より、画像内のテキスト量の規制に関する外部向け資料および情報ソースの段階的削除が進められています。

【注意点】
テキストの内容に関する広告ポリシーについては、引き続き遵守する必要があります。
・画像内のテキスト量が20%未満の広告は、⼀般的にパフォーマンスが⾼くなることが報告されているため、画像に対するテキストの量は少なくすることが引き続き推奨されています。

→20%ルールなくなったと言っても、テキスト量20%を超えたクリエイティブは、極端に配信量が少なく、配信されずらいと弊社では認識しましたので、引き続きクリエイティブの20%ルールは守っていった方がクリエイティブの効率は上がるという見解をもってます。

 

3. 広告数上限の適⽤予定について

2021年2月から、同時に掲載または審査に提出できるページごとの広告の数について、上限が設けられます。

→こちらも重要で、Facebookからメールが届いてる企業さんも多かったと思います。弊社もクライアントから問い合わせをもらいましたので、まとめます。

メールの内容はこのようなメールです。

【広告数上限制定の理由】
広告が表示されるたびに学習し続けるFacebookの広告配信システム上では、一度に配信する広告の数が多すぎると、それぞれの広告が配信される回数が少なくなりパフォーマンスが低下する可能性がある
⇒一度に掲載する広告の数が多すぎると、広告の結果が不安定になり、CPAが高くなることがよくあります。

【注意点】
ページでこの上限に達した、もしくは上限を超過した場合、広告の作成やスケジュール設定はできますが、スケジュール設定された広告は、いずれかの広告をオフにするまで新しい広告を掲載できません


広告数の上限を考慮した広告数の管理

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【Q&A】
Q1: 複数のビジネスが同じページを共有している場合(例: 広告代理店)はどうなるのか。

A: ページは、複数の広告アカウント、ビジネス、利用者によって宣伝されることがありますが、広告の上限は、広告アカウント、ビジネス、利用者ごとではなく、ページごとに1つ適用されます。
複数のビジネスが使用するページに対しては、ページの管理者は「ページごとの広告上限」ツールを使用し、そのページを使用するパートナーおよび利用者の広告上限を追加できます。(⇒ページを共有しているビジネスが新しい広告を作成する際に、お互いに影響しあうことがなくなる)

ビジネスマネージャアカウントがこのページを所有している場合、このツールを使用して広告上限を追加できるのはこのビジネスマネージャのページ管理者のみである点に注意が必要です。

>>関連記事:【解説画像付き】Facebookの個人アカウント停止になったときの対処方法

 

 

Q2: 新しいページを追加すれば、上限を回避できるのか。

⇒A: 上限を回避するためにページを追加すると、パフォーマンスが悪化する可能性があります。
ー【理由】
同じオークションで別々のページが競合すると、互いに対抗して入札してしまうのでコストが上昇する。
よって、配信システムはページレベルの情報収集を使用して広告パフォーマンスを向上させるため、ページ間で結果が分割されることでコンバージョン率が下がる可能性がある。

ページはビジネスを公に反映したものであるため、複数のページを管理する必要があることもデメリットです。

→同一のFacebookページに対してのルールとなるので、どうしても広告数を増やしたい場合は別のFacebookページを作成して分けて配信することも可能です。しかし、予算を分散してしまうので、CVの最適化が遅れてしまう懸念があります。弊社はこれです。

多いケースとしては、一つの広告主に複数の代理店が入ってて、同一のFacebookページで広告配信をしてる場合などは、Facebookページを代理店ごとに分けて配信していくことにしましょう。
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また、SNSの情報やアップデート情報を共有していきます。
何か不明点あれば、お気軽にお問い合わせください。

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